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ゲーム実況&ゲーム配信でよく聞く「フレームレート」とは?リフレッシュレートとの違いも解説!

フレームレートのイメージ

※当ブログでは広告を利用して情報をお届けしております。

今回は、ゲーム実況やゲーム配信をするうえで必要不可欠となる「フレームレート」について、なるべく簡単にわかりやすくご紹介します。

動画の画質を決める代表的な要素として「解像度」「フレームレート」「ビットレート」の3つが挙げられますが、その中でも「フレームレート」は動画の滑らかさに関係する大切な要素です。

動画共有サイトなどでゲーム実況者・配信者として、特にFPSゲーム・格闘ゲームで活躍したいという人は、フレームレートの知識は必須とも言えるので、この機会にしっかりと学んでおきましょう。

目次

そもそも「フレームレート」ってなんだ?

フレームレートとは「動画1秒あたりの静止画の枚数」のことで、fps(frames per second・フレーム毎秒)という単位を使って数値で表現します。

例えば、1080p/60fpsであれば「60fps」という部分がフレームレートで、動画1秒あたりに60枚の静止画が挟まっている、ということになります。

このfpsの数値は高くなればなるほど、1秒あたりの静止画の枚数が増えるため、より滑らかな動画に見えます。

……と言われてもイマイチわからないので、パラパラ漫画やアニメの絵を思い浮かべて考えてみましょう。

フレームレートのイメージ

まず「動画」はすべて、静止画が複数枚つなぎ合わさってできています。

パラパラ漫画やアニメで言えば、1秒間に何枚か絵を動かすことで、あたかも絵が動いているかのように錯覚させています。この絵を連続的に、前後で大きな矛盾なくスムーズに繋がるように見せているのが「動画」です。

では、キャラクターが歩いている絵が何枚かあって、一定のスピードでパラパラ動かす……つまりキャラクターが歩いているように見える動画にしてみましょう。

1秒で5枚の絵を動かしたものと、1秒で24枚の絵を動かしたものを比べた時に、どちらも絵のキャラクターは歩いているように見えますが、1秒で24枚の絵を動かしたほうが滑らかに見えると思います。

そうした「動画がどれだけ滑らかに見えるか?」を具体的な数値で表現したものが「フレームレート」です。

先程の例で言えば「1秒で5枚の絵を動かしたもの」=「5fps」であり、「1秒で24枚の絵を動かしたもの」=「24fps」と表現できますね。

そして、1秒で動かす絵の枚数を60枚・120枚・240枚と増やせば増やすほど、「動画がどれだけ滑らかに見えるか?」の値が大きくなります。

つまり、「1秒で動かす絵の枚数を増やす」=「fpsの数値が大きくなる(動画の滑らかさが増す)」ということです。

ゲーム実況やゲーム配信でのフレームレートは、どのくらいがちょうど良いの?

録画・配信に使用するゲーム機やゲームソフトの種類によっても適切なフレームレートの値は変わりますが、入力された映像と同じフレームレートに設定すると良いでしょう。

つまり、ゲーム機やPCソフトから入力された映像が30fpsならばキャプチャーソフトの設定でも30fpsに、入力映像が144fpsならばキャプチャーソフトも144fpsで、といった感じです。

「おすすめのフレームレートはこれ!」といったものが無いのには理由があって、媒体によってお決まりのフレームレートというものが存在しており、それぞれで適切なフレームレートが異なるためです。

例えば、日本のテレビドラマやニュースなどの番組は、30fps (29.97fps)や60fps(59.94fps)で、映画は24fps (23.98fps)で撮影・制作されることが多いです。

一般的な家庭用ゲームは、上限が60fpsや30fpsになるように設定されていますが、FPSゲーム(ファーストパーソン・シューティングゲーム)などでは、144fpsや240fpsなどで描画できる設定にすることも多いです。

入力映像によってフレームレートがバラバラので、キャプチャーソフト側で入力映像のフレームレートにあわせた最適な数値に設定するのが基本です。

とはいえ、一般的な家庭用ゲーム機で録画・配信をするなら、フレームレートは60fpsで録画できる設定にしていれば問題ないでしょう。

フレームレートとリフレッシュレートの違いについて

フレームレートと似た言葉に「リフレッシュレート」というものがあります。

リフレッシュレートとは「モニター・ディスプレイが1秒間に画面を更新する回数」のことで、Hz(ヘルツ)という単位を使って表現されます。

フレームレートとリフレッシュレートの違いは、映像を「出力する側(ソフトウェア)」と「表示する側(ハードウェア)」の違いです。

ゲーム機やグラフィックボードなどが出力した60fpsの映像を、144Hz対応のモニターが表示するといった感じです。

といっても、この場合のように60fps映像を144Hzモニターへ出力しても実質60fpsにしか見えません。144fps映像には安定して表示できる144Hz対応モニターを用意しましょう。

フレームレートとリフレッシュレートはバランスが大事で、どちらか片方を突出させても全く意味がないどころか、映像が横に分割されたように切れ目が入る「ティアリング(tearing)」や、映像がガタガタッとカクつく「スタッタリング(stuttering)」などの映像の乱れが頻発します。

と、ここまで軽くリフレッシュレートについて紹介しましたが、実際にリフレッシュレートを意識するのはPCゲームで遊んだり実況・配信する時くらいのものです。一般的な家庭用ゲーム機でゲーム実況・配信をする際はそこまで気にする必要はありませんので、知識として覚えておくと良いでしょう。

フレームレートは入力映像にあわせて最大の数値を設定しておこう

フレームレートが60fpsの映像をキャプチャーするなら、キャプチャーソフト側の設定でも同じ60fpsで録画できるようにセットしておきましょう。これは144fpsや240fpsでも同様です。

ですが、60fpsの映像をわざわざ30fpsに下げて録画することはほとんどありません。動画編集でフレームレートを下げることが可能ですからね。

録画・配信をするかどうかは別にしても、高フレームレートに対応しているゲームやモニターがあるならば、遠慮なく高フレームレートに設定して遊ぶほうが良いです。

高フレームレートに設定すると、動きの激しい場面でも細かい部分まで楽に把握でき、見えにくい場所を凝視することも不要になり目が疲れにくくなるという、ちゃんとしたメリットがあるからなんです。

これはゲーム実況者・配信者側の問題だけでなく、視聴者側でも全く同じことが言えます。

高画質動画を作るうえでフレームレートは欠かせない要素ですが、その動画を見る人の視点まで考えておくと、より良い実況者・配信者になれるかもしれませんね。

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この記事を書いた人

雑記ブログ「まさゆめおぼえがき」を書いてる人。旅行好き。ダンボー好き。機械いじりもわりと好き。

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