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AVerMedia「AVT-C878」とは?製品仕様・録画性能についてご紹介

アイキャッチ画像・AVerMedia AVT-C878 スペック紹介

※当ブログでは広告を利用して情報をお届けしております。

今回は、AVerMediaのキャプチャーボード「Live Gamer Portable 2 AVT-C878」の仕様・性能について、製品外箱や公式サイトなどに記載された情報をもとに、できるだけわかりやすく紹介していきます。

AVT-C878 PLUSの登場によって活躍する機会が激減したAVT-C878ですが、キャプチャーボードとして利用価値がなくなったわけではありません。

4K・HDR映像が当たり前のPS5・PS4 Proのキャプチャーにはスペックが足りませんが、Nintendo Switchのゲーム実況・配信であれば、まだまだ余裕で使えます!

安価な海外メーカーの製品ではなく、信頼のAVerMedia製キャプチャーボードを入手して使いたい方や、AVT-C878 PLUSとの機能・性能を比較したい方に、今回の記事は役立つかもしれません。

※AVT-C878 PLUSについては、下記の記事をご覧ください。

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目次

AVerMedia「AVT-C878」とは?特徴&使い方について

AVerMedia AVT-C878の外箱
製品名Live Gamer Portable 2 AVT-C878(通称:AVT-C878)
パソコンとの接続方法外付け型・USB2.0 & PC不要・単体録画(スタンドアロン)
エンコード方式ハードウェアエンコード(H.264+AAC)
パススルー出力フルHD(1920×1080)パススルー対応
最大録画品質1080p/60fps
映像ビットレート最大60Mbps(PC録画モード)/ 最大20Mbps(単体録画モード)
接続可能なビデオ端子HDMI
対応OSWindows 7 以降(64・32ビット版)、macOS 10.13 High Sierra 以上
発売日2016年11月9日
備考後継モデルは「AVT-C878 PLUS」

「Live Gamer Portable 2 AVT-C878」は、様々なデジタル機器の設計・製造をしている台湾の企業・AVerMediaによるHDMIゲームキャプチャーボードです。

ドライバーのインストール不要で、フルHDパススルー出力&HDMI接続による1080p/60fpsでの録画が可能で、PCとUSB2.0接続(PC録画モード)でもPC不要(単体録画モード)でも簡単にキャプチャーが行えます。

単体録画モードではmicroSDカードをストレージとして使用し、「カードリーダーモード」ではAVT-C878に挿入されたmicroSDカード内のデータを、そのままPCで即座に確認・コピーすることができます。

生産自体は残念ながら2019年1月時点で既に終了していますが、現在でもヤフオクやメルカリでは中古品で見かけることが多く、1万円前後で取引されています。

記事冒頭で挙げたように、後継モデルは「AVT-C878 PLUS」で、AmazonやYahoo!ショッピングなどで新品23000円前後で販売されています。

AVT-C878との違いですが、AVT-C878 PLUSでは4Kパススルー機能の追加や、キャプチャー性能などが向上しています。

AVT-C878 本体の外観&接続端子をチェックしよう

AVerMedia AVT-C878 本体

  • 大きさ:幅147.0mm×奥行57.0mm×高さ47.0mm
  • 重さ:約185.5g

AVerMedia製品によく見られる黒&赤の2色を基調とした、三角形の変わったデザインのキャプチャーボード。

「Live Gamer Portable 2」という名の通りに、前モデル「Live Gamer Portable AVT-C875」をベースに、使いやすく持ち運びやすいように改良されて作られた製品です。

AVT-C878のデザインは、後継モデル「AVT-C878 PLUS」にもそのまま引き継がれていて、端子・スイッチ・スロットの配置なども全く同じ作りになっています。

本体前面には「AVerMedia LIVE GAMER PORTABLE 2」とプリントされています。

中央にあるAVerMediaのロゴマークがある逆三角形部分は「録画スイッチ(STARTボタン)」になっています。

ロゴマーク部分はLEDインジケーターになっていて、本体の動作状況にあわせて赤・青に光ります。

本体前面下部には左から「パーティーチャット用端子(4極)」「ヘッドセット出力端子(4極)」「音量調整ボタン&音量状態ランプ」「モード切替スイッチ(PCモード・単体録画モード・カードリーダーモード)」があります。

AVerMedia AVT-C878のチャット端子とヘッドセット端子

パーティーチャット用端子には、3.5mm4極ミニプラグでPS4・Xbox Oneコントローラーのイヤホンジャックに接続して音声を出力することができます。

ただし、HDMI IN音声とパーティーチャット端子音声を同時にキャプチャーすることはできません。キャプチャー時にはパーティーチャット用端子からの音声が優先されます。

ヘッドセット出力端子には、3.5mm4極ミニプラグのヘッドセットを接続することができますが、一部対応していないヘッドセットもあります。

音量調整ボタンは、ヘッドセットのマイク音声の音量調整に使用します。

AVerMedia AVT-C878の音量調整スイッチとモード切替スイッチ

音量状態ランプは、音量調整の状態にあわせて下記のように光ります。

  • ミュート(赤点灯):ミュート状態
  • 音量最大(青く2回点滅):マイク音量がすでに最大
  • モニターモード(青点滅):ソース音声&マイク音声を視聴可能
  • パススルーモード(青点灯):ソース音声のみ視聴可能

モード切替スイッチでは、PCモード・単体録画モード・カードリーダーモードに切り替えることができます。

  • PCモード:AVT-C878をPCと接続して録画・配信するモード
  • 単体録画モード:microSDカードを使用してPC不要で録画を行うモード
  • カードリーダーモード:AVT-C878に挿入したmicroSDカード内のデータを確認・転送できるモード

本体背面は左から「HDMI OUT / IN端子」「Micro USB2.0 Type-B端子」「microSDメモリーカードスロット」になります。

AVerMedia AVT-C878 本体背面

HDMI IN端子にはゲーム機・携帯端末からのHDMIケーブルを、HDMI OUT端子にはパススルー出力用にテレビ・モニターなどとHDMIケーブルで繋ぎます。

AVerMedia AVT-C878のHDMI端子とMicroUSB端子

AVT-C878はパススルー出力機能を搭載しているため、パススルー用に非常に短いHDMIケーブルも付属しています(詳しくは付属品の項目で紹介します)。

Micro USB2.0 Type-B端子には、付属品のUSB2.0ケーブルを使ってパソコンと接続します。データ転送だけでなく給電も兼ねていて、単体録画モード時にはモバイルバッテリーも給電に使用できます。

microSDメモリーカードスロットには、microSDカードを挿入することができます。

AVerMedia AVT-C878のmicroSDカードスロット

microSDカードは、単体録画モード時にストレージとして使用します。

AVT-C878の付属品

下記4点がAVT-C878の付属品です。

  • クイックガイド
  • USB 2.0ケーブル(1800mm)
  • HDMIケーブル(500mm)
  • 3.5mm 4極ステレオオーディオケーブル(1800mm)
AVerMedia AVT-C878 本体と付属品

クイックガイドはAVT-C878の説明書です。AVerMedia公式サイトのサポートからもダウンロードが可能です。

USB2.0ケーブル(1800mm)はデータ転送&給電用のもので、PCと接続したり単体録画モード時の給電に使用します。

HDMIケーブルはパススルー用に付属していますが、500mmと非常に短いため、市販の長いHDMIケーブルを購入したほうが良いです。

3.5mmオーディオケーブル(1800mm)は外部音声の入出力時に使用します。

AVT-C878のスペックについて/本体仕様・録画品質をチェックしよう

ここではAVT-C878の各種スペックについて、以下6つに分けながら確認していきましょう。

  • PC不要の「単体録画モード」について
  • AVT-C878のカードリーダーモードについて
  • PC録画モード時の動作環境
  • 使用可能なキャプチャーソフト
  • 接続可能なゲーム機・端末
  • 録画性能

PC不要の「単体録画モード」について

AVT-C878には、パソコンとUSB接続で録画を行う「PC録画モード」の他に、パソコン不要で録画を行う「単体録画モード」が搭載されています。

単体録画モードでは、多少の画質制限はあるものの、PC録画モードと同じようにゲーム映像の録画が可能です。

PC不要で録画をするため、録画データの保存にmicroSDカードを使用します。

本体の給電はMicro USB2.0 Type-B端子から行います。容量が充分あるモバイルバッテリーも使用可能で、スマホやタブレットを充電する時と同じように給電できます。

AVerMedia AVT-C878の音量調整スイッチとモード切替スイッチ

「PC録画モード」「単体録画モード」「カードリーダーモード」の切り替えは、本体前面下部にある切り替えスイッチで行えます。

単体録画モード時の録画設定は、Windowsの場合は一度「PC録画モード」状態でパソコンと接続し、AVerMedia製キャプチャーソフト「RECentral 3(Windows 10はRECentral 4)内の設定で行えます。

Macの場合は、RECentralではなくMac版設定ツールを使用します。

こちらのページで「ゲームキャプチャー」→「1080p60録画」→「Live Gamer Portable 2 AVT-C878」→「ツール」で表示された「AVT-C878 Mac版の設定ツール」をダウンロードしましょう。

単体録画モードで使用するmicroSDカードの仕様

単体録画モード時に使用するmicroSDカードは、下記のものを推奨です。

  • カード規格:microSDHC・microSDXCカード
  • スピードクラス:class10以上 または UHS-I スピードクラス1以上の使用を推奨
  • 対応最大容量:128GB
  • フォーマット形式:FAT32 / exFAT

フォーマット形式がFAT32のmicroSDカードでは、映像データは4GBごとにファイルが分割されます。一瞬だけ分割部分の映像・音声が完全に途切れるので、気になる人は非常に気になります。

exFAT形式では長時間録画が可能なため、単体録画モードではexFAT形式での使用をおすすめします。

AVT-C878のカードリーダーモードについて

AVT-C878には、本体をカードリーダーとして扱う「カードリーダーモード」が搭載されています。

このモードを利用することで、単体録画モードで保存した映像データを即座にPCで確認・転送することができます。つまり、microSDカードを抜き差しする手間がなくなるというわけです。

単体録画モードを頻繁に使用する人にとっては、覚えておきたい便利な機能です。

PC録画モード時の動作環境

【Windows デスクトップパソコン】

  • 対応OS:Windows 10 / 8.1 / 7(64 / 32ビット版)
  • 接続インターフェイス:USB 2.0 以降のポート
  • CPU:Intel Core i5-3330 以上(Intel Core i7-3770 以上を推奨)
  • グラフィックボード:NVIDIA GeForce GTX 650 以上 もしくは AMD Radeon R7 250X 以上
  • メモリ:4GB RAM 以上(8GB RAM 以上を推奨)

【Windows ノートパソコン】

  • 対応OS:Windows 10 / 8.1 / 7(64 / 32ビット版)
  • 接続インターフェイス:USB 2.0 以降のポート
  • CPU:Intel Core i7-4710HQ 以上(Intel Core i7-4810MQ 以上を推奨)
  • グラフィックボード:NVIDIA GeForce GTX 870M 以上
  • メモリ:8GB RAM 以上(16GB RAM 以上を推奨)

【MacOS】

  • 対応OS:macOS 10.13 High Sierra 以上
  • 接続インターフェイス:USB 2.0 以降のポート
  • CPU:Intel Core i5 クアッドコア 2.8GHz 以上(Intel Core i7 以上を推奨)
  • メインメモリ:8GB RAM以上(12GB RAM 以上を推奨)

CPU性能だけを見れば、Intel第3・第4世代のCPUですので、現在のPCであれば特に問題なく動作します。

CPUのオンボードグラフィックだけでは動作が不安定になるかもしれないため、推奨スペック以上のグラフィックボードも搭載すると良いでしょう。

とはいえ、AVT-C878の単体録画モードではPC不要で録画が行えるので、ここに記載された動作環境は一切関係なくなります。

使用可能なキャプチャーソフト

  • AVerMedia「RECentral 3・RECentral 4」(Windowsのみ)
  • OBS Studio
  • Xsplit
  • StreamEngine
  • アマレコTV
  • その他サードパーティー製ソフト

AVerMediaのサイトから無料キャプチャーソフト「RECentral 3(Windows 10はRECentral 4)」をダウンロードすることができます。

また、OBS StudioやXsplit、StreamEngine、アマレコTVなどのサードパーティー製キャプチャーソフトにも対応しています。

Mac環境ではOBS Studioを使用することで配信が可能です。

いくつか使用してみて、使いやすいソフトで録画・配信をすると良いでしょう。

接続可能なゲーム機・端末

AVT-C878とHDMIで接続可能な機器を、Nintendo・SONY・その他ゲーム機(端末)の順番に表にしてまとめてみました。

実機の使用を前提としているため、互換機や映像・音声コンバーターなどを使用する場合は、正常にキャプチャーができない可能性があります。

ゲーム機(Nintendo)HDMI備考
Nintendo Switchテレビモードでの使用必須
Nintendo Switch Lite×テレビ出力自体ができない
Wii U 
Wii×WiiソフトはWii Uで使用可能
ゲームキューブ× 
ニンテンドー64× 
スーパーファミコン× 
ファミリーコンピュータ× 
ゲーム機(SONY)HDMI備考
PlayStation 5設定でHDCPをオフにする
PlayStation 4設定でHDCPをオフにする
PlayStation 3△ ※1HDMI接続での録画には専用の分配器が必要
PlayStation 2× 
PlayStation 1× 
PlayStation Vita TV△ ※1HDMI接続での録画には専用の分配器が必要
PlayStation Portable× 
その他ゲーム機・端末HDMI備考
Xbox Series X / S 
Xbox One 
Xbox 360 
Xbox× 
iOSデバイスLightning Digial AVアダプタを使用
Androidデバイス△ ※1HDMI接続での録画には専用の分配器が必要

※1 HDCP信号が含まれているため、HDMI接続での録画は不可。とある分配器を使用すればHDMI接続での録画が可能になる

録画性能

「PC録画モード」と「単体録画モード」ともに、フルHDパススルー出力対応で、ハードウェアエンコード方式にて最大1080p/60fpsでのキャプチャーが可能です。

また、UVC/UACのプラグアンドプレイ対応のため、ドライバーのインストール不要で使用できます。

対応入出力解像度や録画対応解像度・フレームレート・その他仕様などは、「PC録画モード」と「単体録画モード」で異なります。

PC録画モード時の録画品質(RECentral 3・RECentral 4 使用時)

AVT-C878のPC録画モード時の録画品質は「最高・良い・標準・カスタム」の中から選択します。

プリセットでも悪くはないですが、カスタムのほうが細かい調整ができるので便利です。

  • 最高(1920×1080/60fps・60Mbps・256kbps)
  • 良い(1280×720/60fps・20Mbps・192kbps)
  • 標準(848×480/60fps・8Mbps・128kbps)
  • カスタム(下記の録画解像度・フレームレート・ビットレートなどを自由に調整可能)
AVT-C878 PC録画モード時の録画品質(RECentral3・4使用時)
エンコード方式ハードウェアエンコード(H.264+AAC)
パススルー出力フルHD(1920×1080)パススルー対応
対応入出力解像度1080p / 1080i / 720p / 576p / 576i / 480p / 480i 
対応録画品質 ※21920×1080 / 1680×1050 / 1440×900 / 1360×768 / 1280×1024 / 1280×800 / 1280×768 / 1280×720 / 1024×768 / 800×600 / 848×480 / 768×480 / 720×576 / 720×480 / 640×480 / 640×360 / 576×360
フレームレート ※260・59.94・50・30・25・24・20・15fps
映像ビットレート60~0.3Mbps
音声ビットレート256・192・128・96・64・32kbps
録画ファイル形式MP4

※2 映像ソースの解像度・フレームレートによって設定できないものもあります

単体録画モード時の録画品質

AVT-C878の単体録画モード時の録画品質は「最高・良い・標準」の中から選択します。

単体録画モード時の画質設定の変更は、Windowsの場合は一度「PC録画モード」状態でパソコンと接続し、RECentral内で行います。

Macの場合は、専用の設定ツールを使用します。

AVT-C878 単体録画モード時の録画品質
エンコード方式ハードウェアエンコード(H.264+AAC)
パススルー出力フルHD(1920×1080)パススルー対応
対応入出力解像度1080p / 1080i / 720p / 576p / 576i / 480p / 480i 
対応録画品質 ※31920×1080 / 1280×720 / 720×480(576p・576iは未確認)
フレームレート ※360・59.94・50・30・25・24・20・15fps
映像ビットレート20~4Mbps
音声ビットレートリニアPCM
録画ファイル形式MOV

※3 映像ソースの解像度・フレームレートによって制限される場合があります

また、映像ビットレートに関しては、入力解像度と録画品質設定によって決まっています。

解像度最高良い標準
1920×1080p20Mbps15Mbps10Mbps
1920×1080i15Mbps12Mbps8Mbps
1280×72015Mbps12Mbps8Mbps
720×4808Mbps6Mbps4Mbps

AVT-C878の特徴についてまとめると……

  • 2016年に発売したAVerMedia製の外付け型HDMIゲームキャプチャーボード
  • フルHDパススルー出力対応で、最大1080p/60fpsのキャプチャーが可能
  • PC外付けの「PC録画モード」とPC不要の「単体録画モード」で録画が可能
  • 「カードリーダーモード」で本体のmicroSDカードのデータをPC上で確認可能

後継モデルのAVT-C878 PLUSが登場したことにより、あえてAVT-C878を購入するメリットは無くなりつつあります。

とはいえ、性能が悪いということではないため、Nintendo SwitchやPS4などのゲーム映像のキャプチャーくらいであれば問題なく使用できます。

PC録画モード・単体録画モード・カードリーダーモードの異なる3つのモードがあるため、それぞれのゲーム実況者・配信者の収録環境にあわせて活躍してくれるところもありがたいです。

ドライバーのインストール不要でサクッと使いたい場合にも、ちょうど良いキャプチャーボードですね。

収録環境にかかわらず活躍するキャプチャーボードが欲しい方や、屋内・屋外問わずキャプチャーボードを持ち運んで収録したい方には、AVT-C878はピッタリなキャプチャーボードと言えるでしょう。

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この記事を書いた人

雑記ブログ「まさゆめおぼえがき」を書いてる人。旅行好き。ダンボー好き。機械いじりもわりと好き。

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