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ダンボー、平成の名水百選・源兵衛川で水遊びをする|新海誠展の帰りに見つけた癒しスポット

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2017年8月18日、修善寺温泉や三島スカイウォークを後にしたダンボーは、水の綺麗な「源兵衛川」に来ています。

川底が見えるほど透き通った水、夏の暑さと香りが漂う緑豊かなの小径、子供心をくすぐられる木と飛び石の歩道。住宅街の真ん中を流れているとは思えないほど綺麗な源兵衛川のことが、ダンボーはすっごく気になったようです。

映画「君の名は。」監督の展覧会「新海誠展」の帰りに偶然発見したこともあって、ダンボーはしばらく源兵衛川で過ごしてみることにしました。

 

目次

まちのなかの、きれいなげんべえがわ。/平成の名水百選のうちの1つ

「すっごく、きれいなかわ。」

だよね、ものすごく水が透き通ってて綺麗……。こんな素敵な場所もあるんだね。

「きれいなかわ、めずらしいか?」

そうだね、ここまで透明で綺麗な川は珍しいと思う。街の中を流れる川って、緑色に汚れていてよどんでいるイメージがあるんだけど、この川は違うね。

「げんべえがわ、っていうらしいぞ。」

源兵衛川かあ。全長1.5kmの、富士山から湧いた水を水源とする川かあ。

「ふじさんの、てんねんすいか。」

ああ、やっぱり!源兵衛川は平成の名水百選に選ばれてる!

「へいせいの、めいすいひゃくせん?」

あ、もしかしてダンボーは初めて聞いたかな?

 

簡単に説明すると、環境省(旧環境庁)によって、全国に存在する綺麗な水環境を紹介したり守ったりすることを目的として、昭和60年に選定されたものを「(昭和の)名水百選」っていうんだ。そして、地域の生活に溶け込んでいて地元の人たちに守られている水環境で、平成20年に追加で選ばれたものを「平成の名水百選」っていうんだ。

「そーなのか。つまり、きちょうなみず、ってことか?」

そうだね。あらゆる生物が生きるうえで水は必要不可欠なもので、特に資源として利用可能な清らかな水は限られているからね。

「げんべえがわ、ちょっとみてみよう。」

そうだね。川沿いは歩いて散策することができるようだから、ちょっと歩いてみよう。

 

「みずあそびしたら、きもちよさそう。」

夏になると、地元の子供たちが集まって水遊びをしてるらしいよ。

よーし、僕もちょっと足で水を触ってみよう……冷たっ!でも、気持ちの良い冷たさだ!

なんだか、田舎のじいちゃん家で入った川を思い出す心地良さだわ。

「てんねんの、ぷーる。」

そうそう、そんな感じ。川でスイカとかトマト、きゅうりを冷やして食べたら、絶対美味しいだろうなあ。

 

さっき、源兵衛川の案内板を見てきたんだけど、今では透き通るほど綺麗な川だけど、ものすごく汚かった時期があったみたいだね。

「このかわ、きたなかったのか?」

そう。とてもじゃないけど、水遊びできるような川じゃなかったんだ。

 

むかしのげんべえがわは、みずがきたなかった?/生活排水によって汚れた川の消滅危機

この源兵衛川は元々は農業用の水路で、田んぼや畑に水を与えたり、逆に抜いたりするときに使われていたんだって。

「たんぼ、はたけの、みずのみち?」

水の道…そうだね。難しい言葉でいうと「灌漑(かんがい)用水路」って言うんだ。

 

昔の源兵衛川は、農業に欠かせない灌漑用水路として人々の生活を支えていたんだけど、1964年に開催された東京オリンピック以降、川の上流で産業活動が活発になった。

地下に流れてる綺麗な水だけたくさん汲み上げて、人が生活するうえで出る汚水をそのまま川に流したり、ゴミを捨てたりするのが目立つようになったんだ。

「きれいなみずが、すくなくなって、よごれていったのか。」

そうなんだ。それからも川がどんどん汚れて、どうしたら良いか悩んでるうちに25年以上も汚れたままになったんだ。

汚い川が見えないように、蓋をして隠しちゃう計画もあったらしいよ。

「なんだか、かわいそうだな。」

お世話になってるはずなのに、綺麗にして残し続けようとはしなかったんだね。

 

むかしの、きれいなかわに。/原風景と原体験を取り戻すために

「でも、へんだ。いまのかわ、とってもきれいだぞ?」

そう。一度汚れた川が昔のように綺麗な川に戻ったのは、水の都・三島と呼ばれた原風景と原体験を再生させようと頑張った人たちがいたからなんだ。

1992年に市民・NPO・行政・企業のみんなで協力して、生き物が再び生息できる川づくりに取り組んだ。

その結果、絶滅危惧種のホトケドジョウやミシマバイカモが生息し、ゲンジホタルも見られる川によみがえったんだ。

「きれいなかわに、もどったんだな。」

そうだね。でも油断すれば、また昔のように汚い川に戻る可能性もある。

「こわすのも、まもるのも、ひとのて。」

そうそう。自然を破壊するのも人の手だけど、大切に守ることができるのも、同じ人の手だからね。

 

こっちのふうけいも、きれいでした。/新海誠展のために静岡県三島に行ってきました

元々の目的って、新海誠展に来ることだったわ。

「『きみのなは。』のかんとくさん。しってるぞ。」

2016年8月公開の『君の名は。』や2019年7月公開の『天気の子』などで、かなり有名になった監督さんだけど、『ほしのこえ』っていう作品以降から『君の名は。』までの、貴重な原画や資料などが展示されていたよ。

「きれいなふうけい、たくさんあった。」

本当にたくさんあったよね。生活している人達や自然の景色。変わっていく風景と変わらない風景。

特に「空」は、新海誠監督の作品で特徴的なほど綺麗に描写されているよね。

「あおぞら、ゆうやけ、ほしぞら。くもりぞらでも、きれいだよな。」

その日の天候や時間、季節によって色んな景色に変化するけど、どの場所から見ても変わらずに空があるんだよね。ある意味、当たり前のものとして認識された空が、あれほど繊細かつ鮮やかに描かれると、思わず見入ってしまうよね。

「かえって、ぶるーれいで、みよう。」

そうだね、「君の名は。」はBlu-ray BOXで買ってあるから、さっそく綺麗な景色を見ようか。

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この記事を書いた人

雑記ブログ「まさゆめおぼえがき」を書いてる人。旅行好き。ダンボー好き。機械いじりもわりと好き。

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