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ダンボー、夏の諏訪湖・高ボッチ高原に行く|高ボッチ高原は「君の名は。」「ゆるキャン△」の聖地?

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まだまだ夏日が続く2017年9月15日、ダンボーは、長野県へ一泊二日の旅行をしてきました。

長野県入りをしたダンボーは、まず「諏訪湖」を見てきました。でも、小さいダンボーには、諏訪湖がどれくらい大きいのかわかりません。気になったダンボーは、「高ボッチ高原」と呼ばれる、諏訪湖を一望できる場所から湖を見ることにしました。



目次

すわこに、やってきた。/ 諏訪湖・長野県で一番大きい湖です

「ここが、すわこか。」

そうだよー。いや〜、何度か来たことがあるけど、相変わらず大きいねー!

「すわこ、どのくらいおおきいんだ?」

諏訪湖は、面積13.3km2(平方キロメートル)、周囲15.9kmの長野県で一番大きい湖だね。

「湖」って名前にはついてるけど、法律では、諏訪湖と繋がってる一級河川の天竜川水系の一部として扱われるから、正確には川なんだよ?

「じゃあ、ほんとうは、すわこがわ?」

うーん、なんか違和感あるね。馴染みのある呼び方の「諏訪湖」のままで良いと思うよ。

 

すわこは、いべんとたくさん。/ 夏の花火大会、冬の御神渡(おみわたり)

「だんぼー、しってるぞ。すわこで、はなびがあがるんだぞ。」

お、良く知ってるね!諏訪湖では、夏になると大きな規模の花火大会があるんだよね。

毎年8月15日には、およそ4万発の花火があがる「諏訪湖祭湖上花火大会」、9月第一土曜日には、全国の花火師が創作した新作花火が集まる「全国新作花火競技大会」があって、どちらも日本で有数の花火大会なんだ。

今日が9月15日だから、ちょうど2週間くらい前には、たくさんの花火師と観光客がこの諏訪湖に集まって、夜空に打ち上がる綺麗な花火を見ていたんだろうね。

「はなび、みてみたかったぞ。」

 

そんなダンボーみたいな方のために「諏訪湖サマーナイト花火」っていうのがあるんですよ。

「すわこ、さまーないとはなび?なんだそれ?」

 

諏訪湖サマーナイト花火っていうのは、諏訪湖の二大花火大会が見られなかった観光客や地元の人たちも花火が楽しめるよう、開催される小規模の花火大会のことだね。

7月下旬から8月下旬の期間中に、毎日毎晩15分間、一日800発くらいの花火があがるんだ。

「まいばん、はなびがみられるのは、すごいな!」

ダンボーに見せた2枚の花火の写真は、2012年8月に実際に諏訪湖で撮影したものだね。諏訪湖近くの宿に泊まって、諏訪市湖畔公園まで歩いて見に行ったなあ。小さな花火大会なんだけど、ちゃんとした花火が打ち上がるから感動した記憶があるよ。

「すわこのなつ、はなびでたのしそうだな。」

 

諏訪湖のイベントは夏だけじゃないんだよ。冬には何があるか知ってる?

「ふゆは、みずうみが、こおるんだぞ。」

まあ、たしかに凍るけど、まれに「御神渡」っていう現象が見られることがあるんだ。

「おみわたり?」

冬の寒さで湖が凍って、湖上に氷の亀裂の道が出来る現象のことだよ。

「御神渡」って字を見るとわかるんだけど、神様が渡るって書くよね?

諏訪湖周辺に諏訪大社っていう神社があるんだけど、上社と下社の間に諏訪湖があるんだ。だから御神渡は、上社の男神が下社の女神に会いに行く時に出来た跡、と言う伝説があるんだ。

「なるほど。かみさまがとおると、みずうみがわれるのか。」

複雑な条件が揃わないと出現しない現象だから、もし現れたら是非とも写真を撮って自慢したいくらいに珍しい現象なんだ。

「みられたら、ちょう、らっきー。」

温暖化が進んでるから、条件はより厳しくなるけど、一度は見ておきたい景色だよね。

 

やまのうえから、すわこ。 /標高1664.9mの高ボッチ山・高ボッチ高原へ行こう

これでダンボーも、諏訪湖の良さがわかったんじゃないかな?

「でも、だんぼーは、すわこのおおきさが、いまいちわからない。」

あー、たしかに湖の周りから眺めてるだけじゃ、大きさは実感しづらいよね……。とにかく大きいってことくらいしかわからないし。

「しょーいち、やまのうえから、すわこはみえるか?」

山の上から……うん、諏訪湖は大きいから、しっかり見えると思うよ。

あ、ちょうど近くに「高ボッチ山」と呼ばれる高い山があるみたい。山の周辺は「高ボッチ高原」っていう高原になってるようだから、そこから諏訪湖を見てみるのはどうかな?

「よし、たかぼっちに、いくぼっち。」

 

たかぼっちこうげんに、やってきた。/ 高ボッチ高原は「君の名は。」「ゆるキャン△」と関係がある?

「たかぼっちに、きたぼっち。」

ぼっち、って可愛い響きだよね。って、寒っ!すっごくさむいぃぃ!

9月って言ったらまだまだ夏なのに、体感で7度くらいか!?

「だんぼー、さむくないぼっち。」

嘘は良くない。体、キンキンに冷えてるじゃないか……。

 

「たかぼっちこうげん、どういうところなんだ?」

高ボッチ高原は、長野県岡谷市と塩尻市の境にある、標高1664.9mの山の周辺に広がる高原だね。

「高ボッチ」っていう名前の由来は、「ダイダラボッチっていう巨人が休憩した時にできた、足跡の窪地」だからとされてるけど、本当のところはよくわかってないらしい。

「よくわかってないぼっち。」

僕は、ボッチっていう響きからダイダラボッチは何かしら関係あるかもとは思ったんだけど……ダンボーはどう思う?

「だんぼーからしたら、にんげんみんな、だいだらぼっち。」

た、たしかにそうかも……。



「しょーいち、すわこがみえるぞ!」

おお!本当だ!諏訪湖でっかいなー!

ここからなら、湖全体が見えるから大きさがひと目でわかるね。

「おおきなみずたまり、すばらしいけしき。」

自然豊かな山々に囲まれて、大きな水溜まりが一つ。絵になる景色だよね。

 

そういえば、新海誠監督の映画「君の名は。」に登場する「糸守(いともり)」の風景に似てるって話題になったよね。

「だんぼーも、みたぞ。しぜんが、きれいだった。」

新海監督の出身地も、長野県南佐久郡小海町っていう自然が豊かな場所なんだって。だから、空や山、森、湖などの自然の描写が綺麗で丁寧だよね。

「わかる。はいけい、きれいなあにめは、みていてたのしい。」

背景だから、それっぽく描いて終わりにしても良いのに、細かく描写して、背景も見ごたえのある絵にしよう、という真摯さを感じたよ。

「かえったら、またぶるーれい、みなきゃな。」

 

しまりんも、すくーたーで、きた。/ 現在はキャンプ・焚き火には許可が必要です

高ボッチ高原って、「君の名は。」だけじゃなくて、漫画「ゆるきゃん△」の作中では、そのまま登場するんだよ。

「ゆるきゃん?なんだそれ?」

女子高生達が身の丈に合った範囲でキャンプを満喫する、ゆったりとした日常を描いた作品だね。

ゆるきゃん△2巻の第7話と第8話(テレビアニメ版・テレビドラマ版では第5話)の作中で、一人キャンプが趣味の主人公・志摩リンが、スクーター(ヤマハ・ビーノ)で高ボッチ高原まで来てキャンプをしたんだって。荷物を積んだスクーターでこの山を登るのって辛いと思うけど、そこは気にしないことにしよう……。

「きゃんぷ?でも、きゃんぷしてるひと、みあたらないぞ?」

だって、高ボッチ高原でキャンプをするには、長野県知事の許可が必要だからね。

「けんちじの、きょか?」

高ボッチ高原って「八ヶ岳中信高原国定公園」に属していて、そのほとんどが第一種から第三種特別保護区域に該当するんだ。自然を守るための決まりごとだね。

だからもしも、しまりんちゃんと同じように、バイクでツーリングしながら高ボッチ高原でキャンプをするなら、県知事に許可をもらわなきゃダメなんだ。

「しぜんを、まもるためだからな。きょかは、ひつようだな。」

昔はキャンプをするのに許可は不要だったんだよ?用意されたキャンプ場や宿泊施設もあったりしたんだけど、観光客の減少や宿泊施設の火災でキャンプ場が閉鎖して以来、許可のないキャンプは禁止されたんだ。あ、もちろん、焚き火も国定公園の特別保護区域内だから禁止されてるね。絶対にしちゃダメだからね!

「たいせつなしぜん、もやすわけに、いかないからな。」

 

しぜんに、おじゃまします。/ 自然な距離感が大事な自然

映画や漫画の世界に影響を与えた高ボッチ高原だけど、自然との付き合い方ってものすごく難しいと思うんだ。作品中に登場する場所に行くことを「聖地巡礼」って言うんだけど、自然との共生にちょっと似てる気がするんだよね。

「ゆうめいになれば、もりあがるけど、ひとがふえれば、しぜんがなくなる。」

そう。有名になることで、その場所や周辺にも観光客が増えて、町おこしや集客にも繋がるんだけど、その分、元々存在していた良さが荒らされるリスクは大きくなる。

だからといって、決まりごとをたくさん作って守ろうとすると、制限された観光になって、興味が薄れて人が訪れなくなるかもしれない。

「にんげんは、ばらんすをとるのが、むずかしそうだな。」

本当にその通り。ハッキリした正解がないから、考え続けなきゃならないことだね。

ただ僕は、人間が自然を管理するんじゃなくて、人間が自然の中に迷惑を掛けないようにお邪魔させてもらうのが正しい姿勢なんじゃないかな、と思うんだ。

「にんげんも、しぜんのいちぶ、ってことだな。」

綺麗な自然を見るためにも、将来に残していくためにも、自然の一部の人として行動していきたいね。

「しょーいち、どうした?きょうは、まじめか?」

今日だけじゃなくて、いっつも、僕は真面目なんですー!

 

きのこも、しぜんのいちぶ。/高原の動植物はそのままにしておこう

「きのこ、はっけんしたぞ。」

山頂の展望台から帰る途中なんだけど、おお、本当にキノコだ!でも、キノコも大切な自然の一部だから、触ったり取って帰ったりしちゃダメだよ。

 

「わかった。で、あじは?」

あ、味っ?いや、食べたことないし、食べたくもないからわからないよ。そもそもキノコ専門家でもないし、毒キノコの可能性もあるから、素人が勝手に採って食べちゃダメだよ?

「でも、たべたら、おおきくなるかもしれないぞ?」

キノコ食べて跳び上がるくらいに喜ぶのは、ジャンプの得意なヒゲのおじさんだけだよ……。

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この記事を書いた人

雑記ブログ「まさゆめおぼえがき」を書いてる人。旅行好き。ダンボー好き。機械いじりもわりと好き。

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